源氏物語千年紀・宇治十帖 [京都]
今年は紫式部が書いた『源氏物語』が登場して1,000年になるのでいろいろな所で記念イベントが盛りだくさん用意されています。
今回は『源氏物語』五十四帖の最後の十帖、宇治を舞台とした宇治十帖を訪ねてきた。
まずは西国十番札所の『三室戸寺』へ行く。
駐車場のすぐ上に受付があり入山料500円を払って入る。
受付を抜け参道を上がっていくと朱塗りの山門がありその右斜面には1万本のあじさいが咲いている。
山門を抜けそのまま上がっていくと長い石段があり《ようおまいり》という石板が参拝客を迎えてくれる。
階段を上りきると目の前が本堂だ。
本堂前には大きな蓮の鉢が所狭しと並んでいる。
まだ花が咲いていないが咲くと絶好の撮影ポイントになりそうだ。
本堂の右手に鐘楼がありその横手に源氏物語・宇治十帖のヒロイン、浮舟の古跡がある。
石段を降りて左へ行くと池泉庭園がありその先に紫陽花庭園が広がっている。
五分咲きのあじさいは杉木立の中、緑色の葉と青やピンクがベストマッチして美しかった。
次は平等院へ移動。
南口から拝観料600円を払って入場する。
養林庵書院、浄土院の前まで行き、先に鳳翔館へ入る。
展示されている国宝の「梵鐘」は神護寺、三井寺と共に日本三銘鐘の一つで、形の美しさで有名。
現在鐘楼に吊り下げられている梵鐘は寸分違わず作られたレプリカだが、音色は多少違うらしい。
鳳凰堂の屋根の上に乗っていた国宝の『鳳凰』も一体づつガラスケースに入れられて向かい合わせに展示している。
現在鳳凰堂(阿弥陀堂)の上にある鳳凰一対はレプリカだそうだ。
その鳳凰堂の内部には平安時代の仏師・定朝の本尊阿弥陀如来坐像が安置されておりその壁には『雲中供養菩薩像』が26体あります。
全部で52体あるが、半分の26体は鳳翔館の『雲中の間』に展示している。
それぞれの菩薩像は手に楽器のようなものを持ち、雲に乗って阿弥陀如来の周りを舞っているいるデザインだ。
52体中51体が国宝になっている。
鳳翔館を出て鐘楼の先の階段を下りると阿字池を挟んで鳳凰堂の向い側に出る。
そこからは鳳凰堂中堂正面の格子状の壁の上部に丸窓があいており阿弥陀様のご尊顔を拝むことが出来る。
藤棚、観音堂を過ぎると扇の芝がある。
治承4年(1180年)に源三位頼政が平家打倒を掲げて宇治で決戦に及び、平等院で辞世の和歌を残し。扇を敷いて自刃した場所とされている。
表門から出て参道を少し歩き橘橋を渡り橘島へ行く。
少し戻り朝霧橋を渡り向こう岸に着く。
To Be Continued…
お久しぶりです。京都はツアー旅行ばかりで落ち着いて歩いた事が無いのでいつかじっくり歩いてみたいです!平等院鳳凰堂は10円玉のところでしたっけ?続きの記事も楽しみにしています!
by きりん (2008-06-16 21:19)
相変わらずいいとこ行ってますねぇ~。
実は宇治はあんまり行ったこと無いんですよねぇ(^^;
足が向かないと言うか・・・・。
でも今年はイベントが多くやってるらしいので
ブラブラ行ってみようと思います!
by lunatic (2008-06-16 23:39)
☆きりんさん
訪問&nice!をありがとうございます。
そうです。10円玉を出して比べてる人がいましたよ。
行く年来る年でもおなじみの建物ですが実物は想像していたよりも・・・でした(笑)
by syousyou (2008-06-17 21:20)
☆ルナさん
最近サボってまして久しぶりの更新になりました(笑)
源氏物語千年紀なので読んでから宇治へ行くつもりでしたが今読んでるページにいまだに光源氏が登場しています。
宇治十帖は光源氏の孫の薫の君と匂宮が浮舟を挟んで3角関係になって浮舟が宇治川に身を投げる話なのに・・・。
京都市内でも千年紀のイベントが多いようですね。
by syousyou (2008-06-17 21:36)
☆kaisersdさん
訪問&nice!をありがとうございます。
by syousyou (2008-06-17 21:37)
こんばんわ
実物は想像していたよりも・・・でした(笑)かwww
平等院は小学校の修学旅行以来行ってないので近々行きたいと思います。
by ryuichi (2008-06-17 22:08)
☆ryuichiさん
鳳翔館は入場料のみで見れるので必見です!
雲中供養菩薩は見飽きません!
鳳凰堂は別料金で総入れ替え制になっていました。
by syousyou (2008-06-17 22:38)