雪舟・山水長巻(国宝)への旅 『防府市』 [山口]
11月8日朝8時過ぎに車で自宅を出発し坂出北インターから高速道路に入り瀬戸大橋を渡って一路防府市へ向かう。
途中福山パーキングエリアと宮島パーキングエリアで休憩をとって防府東インターから防府市内に下りる。
防府市内での昼食後、まずは毛利博物館へ向かった。
毛利博物館の駐車場から表門をくぐり紅葉の敷地内をしばらく歩くと博物館前へ出る。
博物館と毛利氏庭園の共通券1,200円で先に博物館へ入る。
毎年11月1日から30日までの1ヶ月間だけ国宝の雪舟・四季山水図を公開している。
一般的には『山水長巻』と呼ばれている『四季山水図』は、春から始まり冬で終わる四季の山水の変化を長さ16mにも及ぶ長巻(竹紙を使用している)の上に、雄大な構図で雪舟が山水図を描いている。
それに並べて雲谷等顔筆の四季山水図・模写(これも国宝)を展示しており比較しながら見ることが出来る。
博物館の次に毛利氏庭園の約300本のモミジの真紅への色づきを眺めながら散策した。
その後、周防国分寺へ行く。
周防国分寺は奈良時代の天平十三年(741年)に聖武天皇の勅願によって全国に建立された官寺のひとつで仁王門をくぐると正面に荘重な大金堂がある。
清少納言は974年に父の仕事で周防に付いて来たのでこの国分寺前の道を通ったかも知れませんね、と地元ガイドさんが解説していた。
拝観料を払って金堂の中に入ると多数の国宝的仏像が安置されていた。
創建当時の本尊は丈六の釈迦如来だったらしいが奈良時代の終わり頃から平安初期には薬師如来(重文)に変わっていたらしい。
その他日光月光菩薩や四天王立像、阿弥陀如来坐像など数多くの仏像があり他の歴史的文化財と共に宗教上、学術上の宝庫であり旧態を現存しているのは全国の国分寺中極めて珍しいという。
国分寺を出て次に向かったのが防府天満宮だ。
この天満宮は菅原道真公が亡くなったすぐ翌年、延喜2年(904年)に出来た日本で最も古い天満宮で京都の北野天満宮、福岡の大宰府天満宮と並んで、「三天神」と言われているそうだ。
一ノ鳥居そばの駐車場に車を入れて石畳を進むと防府天満宮の扁額が架かった鳥居があり、それをくぐると長い石段があり登りきると境内に出る。
丁度七五三のお参りの時期でもあり雅楽の調べが流れて着物姿の子供たちの姿もありいい雰囲気だった。
雨も降り出したので早々に引き揚げて山口市へと向かう。
5時前、宿に到着。
チェックインを済ませ1階の和食処で夕食を頂く。
あいにく夕方から降り始めた雨は本降りになっており、食後に湯田温泉街を温泉めぐり散策の予定であったがそれを中止して瑠璃光寺・五重塔の夜間ライトアップを見に行くことにした。
雨に煙るライトアップされた五重塔はなかなか風情がありいい雰囲気だ。
早々と宿に帰り天然温泉へ入る。
天然温泉だけのことはあり露天風呂に入ると肌がつるつるとして温泉気分を満喫できた。
翌朝は山口市内を巡る旅です。
To Be Continued…
鮮やかな紅葉の写真ですね!
秋ももう終わりでしょうか。
ライトアップされた五重塔も素敵ですね!
by きりん (2008-12-09 16:06)
☆ryuichiさん、kaisersdさん
訪問&nice!をありがとうございました。
☆きりんさん
ありがとうございます。
瑠璃光寺・五重塔のライトアップはあいにくの雨で三脚も無く手振れでひどい写真です。
雨は夜のうちだけだったのでよかったです。
☆kohtyanさん
訪問&nice!をありがとうございました。
by syousyou (2008-12-17 22:04)
来年は京都だけでなく、
奈良にも足を運ぶのが目標かな!
by ミカ (2008-12-28 15:37)
☆ミカさん
この秋は結局京都には行けませんでした。
景気が悪くなると心配事が多くなって気分が乗りません(涙)
来年は気分良く色々行ける年になればいいのだけど・・・。
by syousyou (2008-12-30 20:59)
☆xml_xslさん
訪問&nice!をありがとうございます。
by syousyou (2008-12-30 21:01)