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テルミンヴォックスの音色 [滋賀]

先日滋賀県の佐川急便が運営する佐川美術館に行ってきました。

「佐川急便株式会社創業40周年記念事業」の一環として、琵琶湖の湖畔の守山市に建てられており守山球場をはじめ佐川急便総合体育館やレークさがわなどの施設とともにすばらしい環境の中にあります。

平山郁夫画伯や彫刻家の佐藤忠良氏の作品を中心に展示していた。
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佐川美術館の建物

受付で1,000円の入場料を払ってゲートを進むと美術館自体が水に浮いたようなデザインになっている。
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アートステージではコンサートの準備中で足つきの沢山のグラスにペットボトルから水を入れてチューニングをしていた。
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グラスハープとmamieMUの縦笛

美術館の展示物を一通り見終えてアートステージへ行く。

アーチストは『mamieMU』(マミームー)。

資料によると2001年よりテルミン、テルミンみたいな声によるライブパフォーマンスを展開。
近年ではグラスハープと声にエレクトリックなエフェクトをかけた音源を使ってポエトリーリーディング、チャンティングの要素を取り入れた儀式型ライブを中心に活動中。
高次元から低次元まで独特のタッチで発信、多彩なミュージシャンと活動、愉快でユニークな存在として飛び回る。
他、田中真由美の名前でdumb typeのメンバーとして国内外公演多数。

実際グラスを使ったグラスハープや縦笛を使ったりテルミンを使った演奏を聞かせてくれた。
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白いテルミン本体から縦に1本、横に1本アンテナが出ている

彼女の声はまさにテルミンのような響きを持った歌声で独特の雰囲気を醸し出していた。
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左右の手をアンテナに近づけることで音程と音量を決める

ちなみにテルミンとは1919年にロシアの発明家レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが発明した世界初の電子楽器で英語やロシア語では「テルミンの声」という意味のテルミンヴォクスとも呼ばれている。
テルミンの最大の特徴は、テルミン本体に手を接触させることなく、空間中の手の位置によって音程と音量を調節することである。
テルミンの本体からは、通常2本のアンテナがのびており、それぞれのアンテナに近付けた一方の手が音程を、もう一方の手が音量を決める。
「暖かく、優しい」、「癒しになる」という人もいる一方で、そのゆらめく音色から不安や恐怖感が生まれ、恐怖映画やSF映画の効果音としても使われてきた。【ウィキペディア(wikipedia)より】

TVなどでは見たことはあったが実際に生で見るのは初めてだった。

手をかざすだけなのにメロディラインも正確に演奏できており独特の音色にしばらく聞き入っていた。

佐川美術館


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源氏物語千年紀in湖都大津 [滋賀]

滋賀県大津市にある石山寺は真言宗東寺派の寺院で西国三十三ヶ所観音霊場第十三番札所となっており琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸にある。

平安時代に紫式部は石山寺の観音堂に参篭して八月の十五夜の名月の晩に、『源氏物語』の「須磨」「明石」の巻の発想を得たとされており、源氏物語千年紀in湖都大津のメイン会場となっていた。
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源氏夢回廊のポスターパネル

入り口の東大門は国の重要文化財で左右に安置される仁王像は、鎌倉期の仏師・運慶と息子の湛慶の作と伝えられているが定かではない様だ。
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石山寺山門の東大門

東大門を入り桜ともみじの並木が生い茂る参道を進むと千年紀のイメージキャラクター『おおつ光ルくん』が迎えてくれる。
着ぐるみの『おおつ光ルくん』もいて参拝客と記念写真を撮っていた。
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おおつ光ルくんと紫式部のポスター

巡拝供養券を買いゲートをくぐるとすぐ右手に長い石段がある。
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石段を登ると天然記念物・硅灰岩前へ

それを上りきると石山寺の名前の由来になった天然記念物の硅灰岩が正面に現れ多宝塔を見上げる撮影ポイントになっている。
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多宝塔と硅灰岩

左手に階段がありそれを上ると国宝の本堂に入れる。
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石山寺本堂

本堂には正堂と礼堂の間に合いの間がありその東端が『源氏の間』と呼ばれ紫式部が源氏物語を書いた部屋と云われており紫式部が執筆中の像が展示されている。
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源氏の間【執筆中の紫式部の像】

広大な境内には多くの堂宇が立ち並んでおり隅から隅までお参りするのは大変だ。
山の上のほうに源氏苑があり紫式部の銅像があった。
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紫式部のブロンズ像

本堂の裏手に回遊式の庭園『無憂園』がありちょうど花ショウブが見ごろでした。
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回遊式庭園・無憂園を休憩所から

 

今回は源氏物語を巡る旅を行ったが、やはり『源氏物語』全五十四帖を読みきった後で行くべきだったと反省している。

現在瀬戸内寂聴訳の『源氏物語』巻2を読書中・・・。

石山寺


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