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高松城跡天守台見学会~修理中の石垣を見よう~ [香川]

12月11日に高松市玉藻町の高松城跡で修理中の天守台の石垣を一般公開して現地説明会を開くというので見に行ってきました。

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教育委員会の資料によると

『高松城跡は築城から約420年が経過しており、石材の劣化や度重なる地震により石垣によってはハラミ・ズレ・ヌケといった現象が見られる。

石垣の危険度を把握するため、平成16年度に高松城跡の全石垣について調査を実施した。

この調査により、天守台石垣が最も危険であることが確認され、石垣の解体修理を行うことを決定した。

18年度はその準備作業として、作業ヤード及び解体石材仮置き場として使用するために内堀を埋め立て、玉藻廟の解体・記録保存、天守台上部の発掘調査を実施した。

19年度に解体工事、20年度に周辺地盤の補強を行い、21年度から積直しを実施している。

本年度は積直しをさらに進め、現在は全体の半分程度の積直しが完了している。

今後は23年度に石垣積直しを完了し、24年度に上面の仕上げを行う予定』

としている。

『現在は全体の半分程度の積直しが完了』ということで今回の現地説明会が開かれたわけだ。

本来の石垣の高さは約13メートル。

解体された石材は大小約3,000個あり、20センチ以上の石にはすべて番号をふり、一つ一つカルテを作っており、それをもと通りに積み上げています。

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現在の高さは約8メートルまで積み上がっています。

解説をしていただいた学芸員の話では、高松城天守台は海城のため砂地に立つので地震による液状化現象や海水の干満で石垣内部の盛り土が徐々に流れ出し石垣の崩壊につながっているそうだ。

現代工法でコンクリートなどを使えば修復など簡単なことだが、江戸時代に使われた技法で補強して再び石垣を組み上げるのはかなり大変な事。

現代の最新計測機などを使って昔の築城技術を再確認することは技術の伝承する上で非常に重要だ。

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今回の見学会の目玉は『石垣の崩壊を招いた石垣内部の盛り土を如何に防ぐか?』だという。

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つまり石垣最下段の外側を松の杭を打ち込んで板材で三角形になるようにそれぞれを固定しその中に石を詰めて補強したり石垣と内部の盛り土の間に細かな砕石を詰めて海水の干満にによって海水だけが出て盛り土が流れ出ないようにしている。

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また、盛り土は砂が多いため粘りがないので石灰を2%入れて粘りを持たせたそうだ。

その他の見どころは石垣の角にしょだい城主の生駒家の家紋が彫り込まれているのが確認できる。

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石垣が組終わると見えなくなってしまう。

石垣の積み直し作業は解体作業と全く逆回しで行われており、壊れた石などは、石を分析してよく似た石に取替えを行っています。石材の8割が花崗岩で屋島から庵治にかけた地域から採石されたと見られている。中には海岸で拾ってきた様な石もあり牡蠣殻などが付着した石もある。

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今回の石垣組み直し作業は平成23年度に完了の予定で、24年度には上面の仕上げを行う予定となっている。

天守閣の復元という夢もあり、今後の調査に期待したい。

 


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香川丸亀国際ハーフマラソン [香川]

前日のQちゃんのジョギング教室に続いて2月1日は第63回香川丸亀国際ハーフマラソンに参加してきた。

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今年は参加者数も増えてハーフマラソンへのエントリー数は約6,500名。

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スタートは10時35分だが、人数が多いので私がスタートラインを通過したのはその5分後だった。

昨年は雪があり寒かったが、今年は天気も良くマラソンには丁度いい気温の中スタートを切った。

沿道では切れ目なく地元の人たちが応援してくれている。

今年で3回目の参加なのでコースはよく分っていたが、練習不足で足の筋肉が疲労して最後の4キロ程スピードが上がらず何とかゴールの丸亀競技場に戻ってきた。

記録タイムは2時間12分。

完走出来たので善しとしよう(笑)

競技場の広場には『にぎやか村』と銘打った屋台村が出来ていた。

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焼肉や焼き鳥、おでん、から揚げ、さぬきうどんなどビールを飲みたくなる料理が多くあり、走り終わったグループがビールで乾杯している姿も多かった。

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岡山放送局(OHK)のイベント車も来ており、人気キャラクターのOH!くん(おーくん)をデザインした車になっている。

岡山香川ではOH!くんが大人気キャラになっており色々なイベントにひっぱりだこのようだ。

 

 


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金哲彦さん&高橋尚子さんのジョギング教室 [香川]

第63回香川丸亀国際ハーフマラソンのイベントとしてマラソン前日の1月31日にジョギング教室が開かれました。

サブタイトル『金 哲彦さん&高橋 尚子さんと一緒に走ろう』に参加をしてきました。

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参加は先着500名

午前11時過ぎに丸亀競技場に着くとジョギング教室受付前には長蛇の列が出来ており列に並んで受付を済ませた。

午後1時前に競技場内に整列。

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開会式の後、講師の金哲彦さんと高橋尚子さんが登場しジョギングが始まった。

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まず簡単な体操をして皆でトラック一周して体を温めた。

金さんと高橋尚子さんの掛け合いでマラソンやジョギングに必要な筋トレやストレッチの話をしながら間にトラック二周走ったりしながらレッスンを進める。

最後は各自の目標タイム毎に3つに分かれてトラック5周を走った。

報道関係者の人数が多く、高橋尚子さんが子供たちのグループに入って一緒に走っている姿をカメラの砲列が狙って群がっていた。

金さんと高橋さんの話はとても判り易く運動後のストレッチなども大変参考になった教室だった。

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ハマチハンター選手権と親子ハマチつかみ取り大会 [香川]

先週の日曜日、10月26日に香川県立屋島少年自然の家にある塩水プールで世界初の「ハマチハンター選手権大会」がありました。

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この塩水プールは夏には一般に有料(大人110円)で開放している25mプールです。
海岸に面して作ってあり沖から海水を引き入れています。
子供が小さかった頃はよく泳ぎに連れて行きました。
あせもがすぐ直るんですよ・・・海水だから(笑)

それはさておき、この大会は『プール内に設置した4メートル四方の網生簀の中で繰り広げられる養殖ハマチと人間との壮絶なバトル、すなわち水中でハマチを手づかみし、取り上げるイベント』と主催者が言うように1チーム4人で生簀の中のハマチを5分間に手掴みして生簀の外にいるメンバーが所定のケースまで手で運び数を競う大会だ。

当日、第3回高松市ファミリーマラソン大会があって参加していたためハマチハンター選手権会場へ遅れて行ったら大会はすでに終わっており『親子ハマチつかみ取り大会』の準備中だった。

ハマチハンター選手権大会の優勝チームは18尾を捕獲した高知県立海洋高校マリンダイビング部だった。
http://www.kochinet.ed.jp/kaiyo-h/bukatu/diving/diving.html#081026
彼らの活躍はこのページをご覧くださいね。

『親子ハマチつかみ取り大会』は小中学生と親とのペアで参加です。

選手権のように水深が深いとハマチをつかめないので、水中ポンプで水を抜いていきます。

水族館の様に青いプールを40センチ級のハマチが回遊しています。

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水深が膝下になった所で準備OKです。

よーいどん!で参加者はハマチに向っていきます。

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子供の中には水にダイビングしてハマチと格闘しています。

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素早い子供たちはハマチの尻尾を掴んでゴボウ抜きです。
ツワモノの男の子は両手に40センチ級のハマチをぶら下げています。

親も大はしゃぎで手づかみをしてオレンジの玉ねぎ袋に放り込んでいます。

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1組1尾しか貰えないので何尾もつかんでは、袋の中のハマチと比べて、大きいほうと入れ替えています。

ある女の子は水の中に座り込んでハマチ胸に抱いて顔を覗き込んだりしています。

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テレビ局のカメラマンと女性レポーターは、ハマチをつかんだ男の子にインタビューです。

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みんな大盛り上がりで楽しいひと時でした。

ちなみに今回の世界初『ハマチハンター選手権大会』は、世界で初めてハマチを養殖して80周年になるのを記念して、香川県産ハマチのPRの為に開催されました。

現在香川県は、香川県産ブランド魚『ハマチ3兄弟』を売り出しています。

3兄弟とは、引田漁協の「ひけた鰤[ぶり]」、直島漁協の「なおしまハマチ」、そして

オリーブの粉末をえさに加えて育てた「オリーブハマチ」です。

今回の大会に使用したのは「オリーブハマチ」で、このハマチは刺し身の色合いや歯ごたえ、脂身の少なさなどが好評だそうで今後全国でお目見えするはずです!?

今回のイベントはかなり楽しめる大会だったので、来年も「第2回ハマチハンター選手権」を開催して欲しいと思います。

関係者の皆さん、期待しております。


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小豆島・森国酒造 [香川]

この所ず~と雨模様ではっきりしない天気が続いていましたが、今日は久しぶりに天気も良くなりそうなので急遽小豆島へ行くことにしました。

 小豆島の草壁港行きのフェリー9時30分発に乗る予定で自宅を出たが早く着いてしまったのでサンポート高松のホール塔7階の屋上広場から高松港の展望を楽しんだ。

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すでに下のフェリー乗り場には草壁行きのフェリーが着岸している。

フェリーの屋上デッキに上がって潮風を楽しむ。
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結構風があって暑くなく快適な船旅である。

港に小豆島の友人に迎えに来てもらって小豆島をドライブする。

昨年、小豆島唯一の造り酒屋である森国酒造が苗羽小学校の近くの酒造工場の敷地内にギャラリーとカフェバー、ショップを融合させた「フォレスト酒蔵森国ギャラリー」をオープンしたということなので連れて行ってもらった。
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佃煮工場として昭和初期に建てられた古民家を改装して、1階はカフェバーとショップ、2階をギャラリーとして利用している。
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メニューにはコーヒーやぜんざいなどもあったが、さすが酒造会社だけに自社のお酒もメニューに乗っているので『蔵出 生吟醸酒』を注文した。
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森国の焼印が入った枡に、よく冷えた吟醸酒がグラスが入って出てきた。
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女性をターゲットにしているとかで甘口に仕上がっており非常に飲み口が良い。

 

お店は本通りから外れて裏通りに面しているので、初めて行く人は迷いそうだ。

若い女性向けの雑誌には特集されているとかで若い女性客やカップルが多かった。

小豆島に行かれたら是非寄ってみてください。

 

 

 


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陳建一の担々麺 [香川]

高松拉麺築港(たかまつラーメンポートと呼ぶ)へ行ってきた。

うどん王国さぬきに4年前に出来た全国区の有名どころのラーメン店を集めたラーメンスポットです。
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現在出店している店舗は「らーめん山頭火」、「京都たかばし新福菜館」、「むらさき食堂」、「虎屋」、「陳建一の担々麺」の五店舗です。
いずれもテレビや雑誌などでもよく取り上げられる人気行列店ばかりです。
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その中で最初からの営業を続けているのは1番人気の「らーめん山頭火」です。
個人的にもここの塩ラーメンは上品な味で大好きです。


山頭火へ行くつもりで来たのですが、担々麺の暖簾の前には等身大の陳建一氏のポスターが出迎えてくれているので思わずそこへ入ってしまった。
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オーダー時にお店のお兄ちゃんに聞いたところ、担々麺はひき肉などが底に沈むので、ご飯と担々麺がセットで出てくるのでご飯を雑炊のようにスープの中に入れて食べもいいし別々に食べてもいいという話だ。
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というわけで担々麺(700円)を注文した。

担々麺とお茶碗にご飯を盛ってセットで出てきた。
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ご飯はお代わりOKとのこと。

四川料理特有の赤い色のスープであるが辛いだけでなくコクがあり深みのある味になっている。
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麺を食べ終わったのでスープに白いご飯を入れてレンゲで掬って食べる。

麺も美味しいが、ご飯ともよくマッチしており雑炊風もnice!だ。

1杯で2度美味しいとはまさにこの事である!?

さすが陳建一氏。また食べたくなる担々麺でした。

高松拉麺築港(たかまつラーメンポート)


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世界麺フェスタ2008 in かがわ [香川]

5月5日は雨だったので3度目の『世界麺フェスタ2008 in さぬき』は5月6日の高松サンポート地区最終日に行ってきた。
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サンポート地区の2万トン級バースには5日、6日と航海訓練所練習船「青雲丸」が入港しており時間限定で船内見学が出来る。
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航海訓練所練習船「青雲丸」

めったに見ることが出来ない練習船の内部を見学してきた。

乗船すると各ポイントに実習生が案内に立ち、こんにちわと挨拶してくれる。

東南アジアからの外国人実習生も多く日本語がたどたどしい。
制服も金ボタンから作業服まで色々あり女性も見かけた。
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練習生用操舵室

船内の表示板の表記は日本語と英文と併記されている。
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操舵室から船首側を撮影

デッキの近くにスポーツドームがあり雨の日でもスポーツできるようになっている。
そこでは救難ボートの展示を行っていた。
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スポーツドーム内で救命ボートを展示

後部デッキは海水に強いチーク材の木甲板仕様になっており、毎朝実習生全員で椰子の実で甲板掃除をしているそうで、見学のイベントで甲板掃除体験を行っていた。
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木甲板で『甲板掃除体験』

甲板に水を撒いて、椰子の実を半分に切ったもので歌を歌いながら木目に沿って擦るとヤシ油が出てきれいになると若い甲板員練習生が教えてくれた。
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椰子の実

体験参加の子供たちは結構楽しそうに椰子の実で擦っている。
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甲板掃除体験中の子供たち

実習生はさすがに慣れているようで、擦ると泡が立ってくる。
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歌いながらの練習生による甲板掃除パフォーマンス

船を下りて麺フェスタ会場に移動する。

デックスガレリアステージではトヨタ自動車が開発した一人乗りのパーソナルモビリティの可能性を追求したコンセプトカー「i-REAL」のデモンストレーションが行われた。
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トヨタ・コンセプトカー『i-REAL』

「i-REAL」は前2輪、後1輪の3輪タイプで2モードに変化する。

歩行者エリアモードでは前輪と後輪のホイルベースが短くなり椅子に座った感じで操作して歩行者と同じ視線の高さになる為コミュニケーションがスムーズにとれる。
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歩行者エリアモード時の「i-REAL」

車両走行エリアモードでは後輪が後方に移動しホイルベースが長くなり車高が低くなってスピードを上げても安定して走れるようなスタイルになる。
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車両走行エリアモード時の「i-REAL」・・後輪が後ろへ下がっている

操作は左右に操作レバーがありそれを倒すことによって行っているようだ。

左側にナビゲーションモニターも備わっておりナビゲーションや背中のイルミネーションに文字を表示させたり出来るらしい。

市販車として実用化できれば楽しい車になりそうだ。

最終日ということで同じデックスガレリアステージで麺点師による龍髭麺のパフォーマンスがあった。

今回はショーということで、麺生地に緑色の着色を行ったものを使用して細く伸ばしていく。

麺生地を両手で持ち上下に振って伸ばし手を持ち替えて1本が2本、2本が4本、4本が8本、8本が16本・・・・・・という具合に伸ばしていき最後は助手が片方を持って麺点師がステージの端まで走ると細い糸状の麺がすだれの様になり見事なパフォーマンスだった。
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陝西省の麺点師による龍髭麺のスーパーパフォーマンス

最後になりましたが、中国・四川省での大地震で、震源地の四川省に隣接して今回来日されている麺点師の方々の出身地・陝西省で多くの犠牲者が出ていますので、心よりお見舞い申し上げます。

 


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シルクロードは麺ロードⅡ [香川]

2日目の5月4日は愛媛県の西条祭りのだんじりが来るので楽しみにしていた。

朝早くから組上げたと思われる太鼓台が5台並んでいた。
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11時から練り歩きが始まる。
愛媛県西条市はその昔、伊勢から城主が来られてからお祭りには正調伊勢音頭を歌う様になったとか。
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太鼓台も上部が屋根型をしており夜には提灯がたくさんぶら下がり美しい姿を見ることができる。

今回の麺フェスタには中華人民共和国陝西省西安市の料理学校の先生と生徒の麺点師が来日しており、刀削麺と龍髭麺と岐山麺の3種類の麺を提供していた。

その中で1番人気は細長い板に麺生地を貼り付けバイオリンのように構えてナイフで削り飛ばして鍋に放り込む刀削麺(とうさくめん)だ。
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大きな鍋1つで湯がいている為1度に10人分程しか出来ず長蛇の列で最後尾は2時間待ちになったほどだ。

かまぼこ形の生地を削るため当然麺は真ん中が厚く両端が薄くなっておりそれが絶妙な食感となっている。
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中国の辛目の味噌がベースでミンチ入りのたれがかかっており辛口で美味しい。

岐山麺(きざんめん)も人気の麺で長蛇の列になっている。
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岐山麺はさぬきうどんの様に麺棒を使って生地を伸ばすのですが2本の棒を使って手が透けるくらい薄く延ばしそれを折りたたんで包丁で太目のそうめんの様な太さに仕上げます。

さぬきうどんは、腰を出すために足で踏んで生地を練りますが、岐山麺はすべて手の力だけで行いますのでかなりの重労働のようです。
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だしは唐辛子色したすこし辛目のスープでにんじんや肉が入っており麺は細い。

麺点師の打つ麺の最後は龍髭麺だ。

龍髭麺(りゅうひめん)は両手で生地をぶら下げて伸ばしながら1本が2本、2本が4本、4本が8本という具合にどんどんと伸ばして行き最終的には龍の髭くらい細い麺に仕上げる麺だ。
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残念ながら食べることが出来なかった。

もうひとつ中華人民共和国の新彊ウイグル自治区から「ラグマン」の麺がやってきている。
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この「ラグマン」は手延べうどんの様に丸い断面をしておりかなり腰が強く歯ごたえがある。
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野菜たっぷりのトマトベースのぶっ掛けうどんで、しこしこと腰があり美味しかった。

次の麺は日清食品のチキンラーメン。

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チキンラーメン号が来ており時間を区切って無料試食会を開いていたので列に並んだら割り箸を配っており、割り箸で数をカウントしているようだ。
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ミニチキンラーメンの卵ふんわり半熟風にお湯を入れたものをいただいて食べた。
普段は食べることが無いがうたい文句通り卵が半熟風でなかなか美味しかった。

すぐ隣ではチキンラーメンのブースが出来ており、手作りデモンストレーションを行っていた。
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子供たちをモデルにして、チキンラーメンを実際に作ってみようというブースだ。

予め作っていた麺生地を取り出して手動製麺機にかけて子供たちにハンドルを回してもらい何度も通して練っていく。

練りが済むと今度は何度もダイヤル調整をして少しずつ薄く延ばしていく。

規定の薄さまで延びると今度は櫛状のカッターをセットして麺状に切って行き出てきた麺をはさみで15センチ位に切り分けると基本の麺ができる。
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それをボウルに入れてチキンスープを掛け良く解すとチキンラーメンの生麺が完成する。

それを卵ポケット付の金属の型に入れ油で泡が治まるまで揚げるとチキンラーメンの出来上がりである。

ベビースターラーメンの様に細かく割って試食させて貰ったがまったくチキンラーメンそのものだった。

油で揚げることによって内部の水分を飛ばし保存性を高めて水分が外に出て行くときにあいた穴が今度はお湯を入れた時に麺が戻るのを助けるために約3分で食べれるということだそうだ。

ちなみにノンフライ麺は油で水分を飛ばすのではなく熱風で時間をかけて乾燥させるためお湯を入れてから食べるまでに約5分程時間がかかるとのこと。

なかなか興味の湧く面白いデモンストレーションだった。

屋内のデックスガレリヤステージでは韓国の大学生の伝統芸術ダンスチームが華麗な演技を見せてくれた。
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 To Be Continued…


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シルクロードは麺ロード [香川]

世界麺フェスタ2008 in さぬきが5月3日から5月6日まで高松サンポートエリアで開催されたので雨が降った5日以外は4日間イベントに参加してきた。

『シルクロードは麺ロード』をサブタイトルに世界・日本の「有名麺」の食べ歩き。もちろん「さぬきうどん」もということで、シルクロード「世界の麺」はイタリア、トルコ、中華人民共和国、韓国から6種類の麺が出展されていた。

日本の「有名麺」は札幌ラーメン、稲庭うどん、水沢うどん、氷見うどん、伊勢うどん、かも川うどん、福岡とんこつラーメン、大分名物だんご汁、長崎皿うどん、徳島ラーメン、半田そうめん、五色そーめん、鍋焼きラーメンなど13種類が出展していた。

その他、さぬき創作うどんとして中華うどんやさぬきもちもちパスタ、お茶漬けうどんなどのブースもあった。

初日の5月3日、開会式に間に合う。

ちょうど真鍋香川県知事が挨拶の最中だった。
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真鍋香川県知事の挨拶


その後子供たちのダンスパフォーマンスがあり白い沢山の風船が空に広がった。
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子供ダンサーのストリートパフォーマンス

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オープニングセレモニーの風船

まずは手始めに伊勢うどんを食べた。

伊勢うどんは、しょうゆたれが掛かっていて上に青のりが振りかけられている。
麺は太く、もちもち感があり腰はないが弾力があって独特の食感がおもしろいと感じた。

次はトルコのクイマルマカルナというミンチ入りトルコ風マカロニを食べた。
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トルコ料理のシェフとミンチ入りトルコ風マカロニ

ねじったマカロニを湯がいてケチャップで和えているが弾力があって美味しい。

次は創作うどんの中華うどんを食べる。
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中華うどん

スープは中華でうどんはさぬきうどん。
具はワンタンのようなものが入っており確かに中華風うどんになっている。
それなりに美味しい。

大型テントステージでは徳島県から阿波踊りのスペシャリスト「眉山連」が阿波踊りを披露していた。
さだまさしの小説を映画化した『眉山』(主演の松嶋菜々子、大沢たかお)に出演した踊り手が大勢踊っていた。
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阿波踊りの女踊り

PM1:30分からサンポート高松大ホールで ~「麦」と「麺」の壮大なロマンを語る~ をテーマにシンポジウムがあり司会をアナウンサーの松平定知氏が行いパネリストとして『アジア麺ロード』をテーマに石毛直道氏(国立民族学博物館名誉教授)、『エジプト文明と麦』をテーマに吉村作治氏(サイバー大学学長・エジプト考古学)、『麦の道』をテーマに佐藤洋一郎氏(総合地球環境学研究所教授・DNA考古学)、『始皇帝は麦/麺を食べたか』をテーマに鶴間和幸氏(学習院大学教授・中国古代史)がそれぞれ基調講演を行った。

その後NHKのスタッフが録画のセッティングを行い、松平氏の司会で全員でパネルディスカッションが行われ大麦やパン小麦、マカロニ小麦などのルーツやエジプトではパンもマカロニ小麦を使う話とかファラオ、楼蘭の美女のミイラの話、古代ビールの話、秦の始皇帝は麺を食べたか?など等面白い話が続出で3時間半ほど大変楽しい時間を過せた。
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左から松平氏、石毛教授、吉村学長、佐藤教授、鶴間教授

この模様は【NHK-BS2・全国放送】BSフォーラム★5月31日(土)16:00~16:54
「シルクロードは麺ロードだった!?」~香川県・サンポート高松ホールで録画~ で放送されます。

 To Be Continued…

 


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瀬戸大橋開通20周年記念健康マラソン [香川]

昭和63年4月に開通した瀬戸大橋は今年で満20歳になりました。

吊橋、斜張橋、トラス橋など世界最大級の6つの橋梁からなる道路鉄道併用橋である瀬戸大橋で20周年の記念イベントが開催されました。

このイベントは4月13日の午前8時から午後1時まで瀬戸大橋を全面通行止めにした上で橋上で行なう15kmの健康マラソンです。

集合場所である番の洲地区臨時駐車場に午前6時30分に到着。
待機している大型バスに乗り与島フィッシャーマンズ・ワーフ駐車場に向かう。
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フィッシャーマンズ・ワーフから斜張橋と岩黒島を望む

フィッシャーマンズ・ワーフ駐車場東側に受付テントがありそこで受付を済ませ、フィッシャーマンズ・ワーフ1階のレストラン『シスコ』が男性用更衣場所になっていたのでそこで着替えを済ませ手荷物を預けに駐車場へ行く。

手荷物預かり所は日本通運の大型トラックの荷台にコンビラックを設置しそこに荷物を預けるスタイルになっていた。
荷物を渡すと、日通の社員が手際よくコンビラックに収納してくれた。
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手荷物預かり所として日本通運のトラックを利用している

スタート地点はフィッシャーマンズ・ワーフ駐車場の瀬戸大橋を挟んで南西にある与島プラザ駐車場の為徒歩で1.5kmを距離を移動する。

午前8時45分から出発式が始まった。

真鍋香川県知事や来賓の紹介と今回のゲストランナーの四国電力チームのメンバーと特別ゲストの谷川真理さんの紹介があった。
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谷川真理さんと四国電力マラソンチーム

参加者はAからEまで1,000人ずつに分けられて5分おきにスタートする事になっている。

私のゼッケンはE-21**と2000番台なのにE組の最終組のスタートになっていた。

今回のマラソンはタイム計測も無いし、のんびり走るには最終組が丁度いいかも知れないと思った。

A組9時スタート、谷川真理さんはA-0001のゼッケンで最前列に並んでウオーミングをしている。

すごくスレンダーなのに、その細身のストレッチする足の筋肉は彫刻のようにメリハリが利いてて美しい。
さすがトップアスリートだ。

真鍋知事のスターターピストルの合図で最初の1,000人がスタート。
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午前9時にA組スタート

9時20分、やっとE組のスタートだ。

デジカメを写しながらのマラソンのつもりで参加しているので最後尾に並んでスタートをした。

スタートしてすぐに約1kmの急勾配のループ橋があり、それを息を切らしながら橋上へ上がった。
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心臓破りのループ橋を走り、橋上へ向かう

まずは南へ向かって走る。
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吊橋を南に向かい番の洲まで

路肩には約50m置きに大会関係者が待機しており橋からの転落などの事故を警戒している。

暫く走ると谷川真理さんが折り返してきた。
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ゼッケンA-0001の谷川真理さんとすれ違う

番の洲折り返し地点はスタート地点から6.4kmの所に設置している。

折り返すと向かい風に気がついた。
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北向きに折り返し吊橋を与島方面に

今までは追い風で走ってきたから、風向きは意識してなかったが折り返すと向かい風が冷たく少し強い。

写真を撮りながらゆっくりと走っているのでリラックス出来てすごく気持ちいい。
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白鳥が羽根を広げたような形の斜張橋を岩黒島方面に

与島まで帰ってくると道の真ん中に《フィニッシュ》の大きな標識が設置しているから、『ああやっと終わった~!』と思ったらその向こうからランナーがこちらに向かって走ってきている。

よくよく考えると、岩黒島まで行って折り返すコースになっていたのを思い出しまた走り出す。

岩黒島で13.6kmの折り返しになっており、本四公団の作業服の人たちに拍手で送られて折り返す。
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岩黒島の折り返し地点

先ほどのフィニッシュ地点で15kmになり完走となった。

そこはお祭りのような状態でみんな橋の上で記念写真を撮ったりして騒いでいた。
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与島のフィニッシュ地点

そこからは徒歩で与島プラザ駐車場まで帰りバナナと記念タオルと完走証を貰った。

天気も風も丁度よい絶好のマラソン日和で、橋の上でのマラソンは今までに経験した事が無いくらい気持ちの良いものでした。

こんな気持ちの良い事は近年に無かったので、大会関係者に感謝感謝!!

また開催してくださ~い!

 


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